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ブレード のバックアップ(No.15)
全体マップ
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ブレード/モノローグ攻撃側(パターンA)
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※英語自信ニキの修正お待ちしてます Young Ahsahren Woman: The Zero Dam is not only an architectural miracle, but also a landmark symbolizing cooperation between the Ahsarah royal family and Haavk. But today, it has once again become a theater of war. In an attempt to flood Ahsarah and justify their intervention in the region, G.T.I. claimed that the attack on the town was a false flag action organized by Haavk. Each side tells a different story, but there is only one truth. |
G.T.I. 司令官(男性):
我々はアサラの民に、
ハヴォックの真の動機を暴くために、あらゆる手を尽くしてきた。
ダムを復旧させ、この地域に兵を駐留させようとする
奴らの策謀を、白日の下に晒した。
ダム破壊の真相を、暴き出した。
ハヴォックが私腹を肥やすためにアサラを蹂躙してきたことを、証明した。
ーーーしかし、ハヴォックはまだわかっていないようだ。
今日は、火力で思い知らせてやる。
奴らに、ここに居場所はない。
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G.T.I. Commander (Male): We have done everything in our power to reveal Haavk's motives to the people of Ahsarah. We exposed their ploy to restore the dam in order to station troops in the area. We uncovered the truth behind the destruction of the dam. We proved that Haavk has devastated Ahsarah for their own gain. But Haavk doesn't seem to get the message. Today, we'll use firepower to make it clear. They're not welcome here. |
若きアサラ人男性:
アミール、お前の力が必要だ。
ゾーヤに丸め込まれたと思っているだろう。
だが、決壊したダム、溢れかえる洪水を目の前にして、
俺の胸の中にある混乱と怒りは、お前と同じだ。
かつてアサラの誇りだったこの場所が、今や最前線と化している。
ゾーヤが言う通りだ。
ダムを爆破し、部隊を送り込み、そして修復する。
ーーーこれはすべて、ハヴォックがこの地域の支配を取り戻すための、
偽装工作に過ぎない。
もう一度、力を合わせよう。
意見の違いはある。
だが、アサラを守るという目標は、同じはずだ。
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Young Ahsahren Male: Amir, I need you and the strength behind you. You must think I've been swayed by Zoya. But when faced with collapsed dams and surging floods, the confusion and anger in my heart are the same as yours. This was once the pride of Ahsarah, and now it's the front line of a war. As Zoya said, blowing the dam, sending in troops, repairing the dam... this is a front for Haavk to regain control of the region. We must join forces again. We have our differences, but we also have a common goal in protecting Ahsarah. |
ハヴォック最高幹部(女性):
アサラの民に証明する責任が、我々にはある。
G.T.I.が巧妙に織り上げた嘘で、彼らを操っているということを。
「スカイネット」の衛星を破壊したのは誰か?
ダム(零号ダム)を破壊したのは誰か?
アサラを災厄の奈落へと引きずり込んできたのは誰か?
ーーーG.T.I.だ。
アサラの命運は、今まさに、ブレードの上に立っている。
我々はこの地の民と共にあることを示し、
G.T.I.にその罪の代償を払わせなければならない。
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Haavk Executive (Female): We have a responsibility to prove to the people of Ahsarah that G.T.I. is influencing them with carefully woven lies. Who caused the destruction of the Skynet satellite? Who destroyed the dam? Who has been dragging Ahsarah into the abyss of disaster? G.T.I. The fate of Ahsarah is on a knife edge. We must show its people that we stand with them and force G.T.I. to answer for their crimes. |
ナレーター(男性):
アサラは深刻な危機に陥っています。
「ゼロ・デイ」について唯一の共通認識があるとすればーーー
それは、あのダム決壊が自然災害ではなく、
人為的な悲劇だったということです。
その後に勃発した戦闘により、
現地での救助活動はほぼ不可能な状況に追い込まれ、
アサラの分断はさらに深まりました。
ハヴォックに責任があると信じる者もいれば、
ハヴォックを追い出すためにG.T.I.が仕掛けた攻撃だと主張する者もいます。
真相に無関心なままの地元住民の間では、
噂だけが溢れ返っています。
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Narrator (Male): Ahsarah has fallen into dire straits. There is only one consensus on Zero Day: that its breach was not a natural disaster, but a man-made tragedy. Rescue efforts in the area were made nearly impossible by the battle that ensued, exacerbating division in Ahsarah. Some believe Haavk is responsible, while others claim the attack was perpetrated by G.T.I. in an attempt to drive Haavk out. Rumors are in abundance among the locals, who seem apathetic to the truth. |
アサラ人中年男性:
アリ、君が怒るのは当然だ。
私が武器を取ったのは、戦いへの渇望でも、金でも、権力のためでもない。
ーーー生まれてくる子供の未来のためだ。
ハヴォックのダムが、十年に及ぶ洪水からこの地を救い、
電気と清潔な水をもたらしてくれた。
だから、奴らがこの戦争に勝てるよう、力を貸さなければならない。
もし帰れなかったとしても、
君に伝えておきたいことがある。
ーーー君と夕陽を眺めた時間こそ、私の人生で一番幸せな瞬間だった。
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Middle-aged Ahsarahen Male: Ali, you are not wrong to be angry. I've picked up arms not because I lust for battle, or money, or power. I've done it for the future of our unborn child. Haavk's dam saved us from a decade of flooding, and gave us electricity and clean water. I must help them win this war. If I don't make it home, I want you to know that watching sunsets with you were the happiest moments of my life. |
このモノローグで初めて言及された設定。
零号ダムの建設がアサラ王室とハヴォックの協力によるものと明示されており、
アサラが王政(あるいは立憲君主制)を持つ国家である可能性を示唆している。
アセンションの伝承によると、「2030年に財政破綻の瀬戸際に追い込まれ、ハヴォックに債務を買い取られた」とあり、
王室主導の政府がハヴォックに取り込まれていった構図が浮かぶ。
アサラ警備隊の公式説明により、アサラが王政国家であることが確認されている。
現政権の国王はヨセフ率いるアサラ警備隊によって打倒されたが、
その後継を巡って内部抗争が続いており、国家の正統性は現在も不安定な状態にある。
自国や味方への攻撃を敵の仕業に見せかける諜報・軍事工作の手法。
このモノローグは双方の主張を並列させたまま結論を出さず、
「真実はひとつしかない」という言葉で締めることで、
プレイヤーに判断を委ねる構造になっている。
ブレードの伝承が意図的に真相を曖昧にしているのと呼応した、巧みな語り口である。
「アサラの命運はブレードの上に立っている(on a knife edge)」という一文は、
マップの英語名「Knife Edge」と直接対応しており、
ブレードの伝承・攻撃側・防御側の三つが「刃」というテーマで統一されていることがわかる。
攻撃側のアサラ人女性が「真実はひとつしかない」と結んだのに対し、
防御側はG.T.I.を一方的に断罪して終わる。
ーーーどちらが真実かは、依然としてブレードの上にある。
このモノローグで初めて登場する重要単語。
零号ダムの決壊という、歴史的事件を指す固有名詞と思われる。
「自然災害ではなく人為的な悲劇」という点では、
両陣営の認識が一致しているが、
その首謀者については依然として真相不明のままである。
ブレードの伝承・両陣営モノローグを通じて、
このゲームが最も丁寧に「真相の曖昧さ」を演出している事件でもある。
「ダム破壊の真相を暴いた」「ハヴォックの策謀を晒した」という
G.T.I.司令官の一人称の断言は、
防御側モノローグで、ナレーターが
「真相不明のまま噂だけが溢れている」と語るのと真っ向から衝突する。
G.T.I.は「証明した」と言い切るが、
ゲームの構造上、その「証明」の中身はプレイヤーには一切提示されない。
「我々は正しい」という自己確信だけが、
火力行使の正当性として機能している点が、このゲームらしい。
G.T.I.司令官の締め台詞としては異例の口語的トーン。
これまでの「出撃せよ」「お前たちの手にかかっている」という
訓示型の締めと比べ、感情的な苛立ちが滲み出ている。
「あらゆる手を尽くしたのに伝わらないなら、力ずくで」という論理は、
G.T.I.が「正義の味方」ではなく「ハヴォックへの対抗勢力」に過ぎないという
このゲームの核心テーゼと綺麗に重なる。
攻撃側パターンCで言及される人物。
プレイアブルキャラクター「蠱毒」の本名、
ゾーヤ・ポンチェンコワ(Zoya Pomchenkova)と同一人物と思われる。
ゾーヤは、ロミシウス博士とRe-linkを共同研究していたが、
ハヴォックの過剰介入に嫌気がさしてG.T.I.に加入した人物である。
「ゾーヤに丸め込まれた」とアミールが疑っているという描写は、
G.T.I.加入後のゾーヤが現地での工作・勧誘活動を行っていることを示唆しており、
単なる離脱者ではなく能動的なG.T.I.の工作員として機能していると読める。
元ハヴォック研究員という経歴を持つゾーヤが
「ハヴォックの偽装工作だ」と分析する説得力は高く、
アミールの疑念(「丸め込まれた」)もその信憑性の高さへの反応と解釈できる。
モニュメントの記者インタビューに続き、
特定の陣営に属さない第三者的なナレーターが登場した。
ハヴォックもG.T.I.も断罪せず、「噂だけが溢れ返っている」という冷めた視点で締めるこの独白は、
このゲームの世界観が単純な善悪二元論ではないことを改めて示している。
話者は妻(または恋人)のアリに語りかけている。
「戦いへの渇望でも金でも権力でもない」という冒頭の否定は、
戦争参加の動機を問い詰めるアリへの返答として機能しており、
二人の間にすでに激しい議論があったことを示唆する。
ハヴォック支持の根拠が「ダムが洪水を止め、電気と水をくれた」という
極めて具体的・個人的な恩恵である点が、
このゲームにおける「正義を持った悪役」ハヴォックの説得力を支えている。
攻撃側モノローグの若きアサラ人男性は「父への手紙」形式で
「守るために戦う」と語った。
防御側モノローグでは「妻への遺言」形式で「子の未来のために戦う」と語る。
どちらも愛する者への語りかけであり、
どちらも同じアサラの地で、銃口を向け合っている。
このゲームが最も丁寧に描く「戦争の理不尽さ」のひとつである。
フォルトの攻撃側モノローグで、
若きアサラ人男性が「金のためにハヴォックに寝返った旧友」として言及したアミールが、
ブレードでも同一話者から語りかけられている可能性が高い。
フォルトでは「お前が払われる金で失ったものは買い戻せるのか」と
半ば絶望的な問いかけだったのに対し、
ブレードでは「もう一度力を合わせよう」という和解の呼びかけに変わっている。
陣営を越えた対話への意志と、それでも残る不信感の両立が、
この語り手の人物造形に奥行きを与えている。
実装順はS1貫通→S2ブレード→S6フォルトであり、
物語内時系列(フォルト→貫通→ブレード)とは逆になっている。
プレイヤーはS1で「アミール」という謎の相手を知り、
S2で和解の呼びかけを聞き、
S6になって初めて「なぜ訣別したのか」という原点を知る構造になっている。
後から過去が埋まっていくという体験設計は、
このゲームのロア構築の特徴的な手法のひとつと言える。
「アリ」という名前はアフターショック防御側モノローグと、
本マップの防御側モノローグの両方に登場する。
「アミール」はフォルト攻撃側と今回のブレード攻撃側に登場する。
それぞれが同一人物である可能性を整理すると下記の通り。
アリ(Ali)の同一人物説
アフターショックのアリは「ハヴォックの制服を着た若者・妹を失った」という背景を持つ。
本マップでのアリは「中年男性が戦場に向かう際に語りかける相手」で、妻または恋人と思われる。
年齢・性別・立場がいずれも一致しないため、同一人物の可能性は低い。
アラビア語圏では一般的な名前であり、別人とみるのが自然だろう。
アミール(Amir)の同一人物説
フォルトと本マップでは、同一の語り手が同一の相手に語りかけており、
「幼少期の記憶を共有する旧友」「ハヴォック側にいる」「話者との間に陣営上の亀裂がある」
という描写が両マップで一貫している。
こちらは同一人物と見て、間違いないだろう。
フォルトでの絶望的な訣別から、本マップでの和解の呼びかけへという流れは、
マップをまたいだ一人の人間関係の変化として読むと、
このゲームの世界観の奥行きがさらに増す。
ーーーあるいは、実装時期からのメタ読みで、逆の解釈ができるということも面白い。
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