ブレード のバックアップ(No.17)

ブレードイメージ.jpg
ハヴォックはG.T.Iがアサラの問題に手を出すためにダムを爆破したと非難している。G.T.Iはハヴォックがダムを再占領するために偽フラッグ作戦を仕掛けたと皮肉している。アサラ人は自分たちが信じたい話を信じるんだ。銃弾と砲火だけが、ブレードの空気に満ちた嘘を貫き、ダム決壊の真実を聞き取ることができる。
※日本語が変だが原文ママ

全体マップ Edit

[添付]

ビークル Edit

攻防モード Edit

攻撃側は、第1フェーズのみ、攻撃側にATVが与えられる。
拠点確保がなかなか進まない場合、突撃車が素湧きする。
防御側は、何も与えられない。

占領モード Edit

両陣営ともに、一切乗り物は登場しない。

特徴、アドバイス、補足 Edit

歩兵戦専用マップ②。英語名は「Knife Edge(刃先。転じて、瀬戸際や紙一重の意味)」。
BFシリーズで言うメトロッカー(Opメトロ・Opロッカー)系マップ。階段前でグレネード投げ合ってると、なんか落ち着くよね。
オペレーションズ民なら親の顔より見たであろう、零号ダムの上でドンパチするマップ。

伝承 Edit

ハヴォックは、G.T.I.がアサラへの干渉を目的としてダムを爆破したと非難する。
G.T.I.はそれを鼻で笑い、ダムの奪取を狙ったハヴォックの自作自演だと反論する。
アサラの民は、それぞれ信じたい話を信じるだけだ。
銃声と砲火の轟きだけが、立ちこめる霧を切り裂き、
ダム決壊の真相を明らかにするだろう。

ソース: https://delta-force.fandom.com/wiki/Knife_Edge

モノローグ Edit

 モノローグの詳細はこちら

注釈と考察 Edit

アサラ王室(the Ahsarah royal family) Edit

このモノローグで初めて言及された設定。
零号ダムの建設がアサラ王室とハヴォックの協力によるものと明示されており、
アサラが王政(あるいは立憲君主制)を持つ国家である可能性を示唆している。
アセンションの伝承によると、「2030年に財政破綻の瀬戸際に追い込まれ、ハヴォックに債務を買い取られた」とあり、
王室主導の政府がハヴォックに取り込まれていった構図が浮かぶ。

アサラ警備隊の公式説明により、アサラが王政国家であることが確認されている。
現政権の国王はヨセフ率いるアサラ警備隊によって打倒されたが、
その後継を巡って内部抗争が続いており、国家の正統性は現在も不安定な状態にある。

偽旗作戦(False Flag) Edit

自国や味方への攻撃を敵の仕業に見せかける諜報・軍事工作の手法。
このモノローグは双方の主張を並列させたまま結論を出さず、
「真実はひとつしかない」という言葉で締めることで、
プレイヤーに判断を委ねる構造になっている。
ブレードの伝承が意図的に真相を曖昧にしているのと呼応した、巧みな語り口である。

マップ名との呼応 Edit

「アサラの命運はブレードの上に立っている(on a knife edge)」という一文は、
マップの英語名「Knife Edge」と直接対応しており、
ブレードの伝承・攻撃側・防御側の三つが「刃」というテーマで統一されていることがわかる。
攻撃側のアサラ人女性が「真実はひとつしかない」と結んだのに対し、
防御側はG.T.I.を一方的に断罪して終わる。
ーーーどちらが真実かは、依然としてブレードの上にある。

ゼロ・デイ(Zero Day) Edit

このモノローグで初めて登場する重要単語。
零号ダムの決壊という、歴史的事件を指す固有名詞と思われる。

「自然災害ではなく人為的な悲劇」という点では、
両陣営の認識が一致しているが、
その首謀者については依然として真相不明のままである。

ブレードの伝承・両陣営モノローグを通じて、
このゲームが最も丁寧に「真相の曖昧さ」を演出している事件でもある。

G.T.I.の「証明」とゼロ・デイ Edit

「ダム破壊の真相を暴いた」「ハヴォックの策謀を晒した」という
G.T.I.司令官の一人称の断言は、
防御側モノローグで、ナレーターが
「真相不明のまま噂だけが溢れている」と語るのと真っ向から衝突する。

G.T.I.は「証明した」と言い切るが、
ゲームの構造上、その「証明」の中身はプレイヤーには一切提示されない。
「我々は正しい」という自己確信だけが、
火力行使の正当性として機能している点が、このゲームらしい。

「ここに居場所はない」 Edit

G.T.I.司令官の締め台詞としては異例の口語的トーン。
これまでの「出撃せよ」「お前たちの手にかかっている」という
訓示型の締めと比べ、感情的な苛立ちが滲み出ている。

「あらゆる手を尽くしたのに伝わらないなら、力ずくで」という論理は、
G.T.I.が「正義の味方」ではなく「ハヴォックへの対抗勢力」に過ぎないという
このゲームの核心テーゼと綺麗に重なる。

ゾーヤ(Zoya) Edit

攻撃側パターンCで言及される人物。
プレイアブルキャラクター「蠱毒」の本名、
ゾーヤ・ポムチェンコヴァ(Zoya Pomchenkova)のことと思われる。

ゾーヤは、ロミシウス博士Re-linkを共同研究していたが、
ハヴォックの過剰介入に嫌気がさしてG.T.I.に加入した人物である。

「ゾーヤに丸め込まれた」とアミールが疑っているという描写は、
G.T.I.加入後のゾーヤが現地での工作・勧誘活動を行っていることを示唆しており、
単なる離脱者ではなく能動的なG.T.I.の工作員として機能していると読める。

元ハヴォック研究員という経歴を持つゾーヤが
「ハヴォックの偽装工作だ」と分析する説得力は高く、
アミールの疑念(「丸め込まれた」)もその信憑性の高さへの反応と解釈できる。

中立的なナレーターの登場 Edit

モニュメントの記者インタビューに続き、
特定の陣営に属さない第三者的なナレーターが登場した。
ハヴォックもG.T.I.も断罪せず、「噂だけが溢れ返っている」という冷めた視点で締めるこの独白は、
このゲームの世界観が単純な善悪二元論ではないことを改めて示している。

アリ(Ali)とハヴォック支持者の原点 Edit

話者は妻(または恋人)のアリに語りかけている。
「戦いへの渇望でも金でも権力でもない」という冒頭の否定は、
戦争参加の動機を問い詰めるアリへの返答として機能しており、
二人の間にすでに激しい議論があったことを示唆する。

ハヴォック支持の根拠が「ダムが洪水を止め、電気と水をくれた」という
極めて具体的・個人的な恩恵である点が、
このゲームにおける「正義を持った悪役」ハヴォックの説得力を支えている。

攻撃側モノローグとの対称構造 Edit

攻撃側モノローグの若きアサラ人男性は「父への手紙」形式で
「守るために戦う」と語った。
防御側モノローグでは「妻への遺言」形式で「子の未来のために戦う」と語る。
どちらも愛する者への語りかけであり、
どちらも同じアサラの地で、銃口を向け合っている。
このゲームが最も丁寧に描く「戦争の理不尽さ」のひとつである。

アミール再登場とフォルトとの接続 Edit

フォルトの攻撃側モノローグで、
若きアサラ人男性が「金のためにハヴォックに寝返った旧友」として言及したアミールが、
ブレードでも同一話者から語りかけられている可能性が高い。
フォルトでは「お前が払われる金で失ったものは買い戻せるのか」と
半ば絶望的な問いかけだったのに対し、
ブレードでは「もう一度力を合わせよう」という和解の呼びかけに変わっている。
陣営を越えた対話への意志と、それでも残る不信感の両立が、
この語り手の人物造形に奥行きを与えている。

実装順はS1貫通→S2ブレード→S6フォルトであり、
物語内時系列(フォルト→貫通→ブレード)とは逆になっている。
プレイヤーはS1で「アミール」という謎の相手を知り、
S2で和解の呼びかけを聞き、
S6になって初めて「なぜ訣別したのか」という原点を知る構造になっている。
後から過去が埋まっていくという体験設計は、
このゲームのロア構築の特徴的な手法のひとつと言える。

アリとアミールの同一人物説 Edit

「アリ」という名前はアフターショック防御側モノローグと、
本マップの防御側モノローグの両方に登場する。
「アミール」はフォルト攻撃側と今回のブレード攻撃側に登場する。
それぞれが同一人物である可能性を整理すると下記の通り。

アリ(Ali)の同一人物説

アフターショックのアリは「ハヴォックの制服を着た若者・妹を失った」という背景を持つ。
本マップでのアリは「中年男性が戦場に向かう際に語りかける相手」で、妻または恋人と思われる。
年齢・性別・立場がいずれも一致しないため、同一人物の可能性は低い。
アラビア語圏では一般的な名前であり、別人とみるのが自然だろう。

アミール(Amir)の同一人物説

フォルトと本マップでは、同一の語り手が同一の相手に語りかけており、
「幼少期の記憶を共有する旧友」「ハヴォック側にいる」「話者との間に陣営上の亀裂がある」
という描写が両マップで一貫している。

こちらは同一人物と見て、間違いないだろう。
フォルトでの絶望的な訣別から、本マップでの和解の呼びかけへという流れは、
マップをまたいだ一人の人間関係の変化として読むと、
このゲームの世界観の奥行きがさらに増す。

ーーーあるいは、実装時期からのメタ読みで、逆の解釈ができるということも面白い。

ゲーム内映像 Edit

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